フリーウェイトvsマシントレーニング フォーム習得の難度について

 

トレーニングは「フリーウェイト」と「マシントレーニング」に分類することができます。

フリーウェイトは、ダンベルやバーベルを使うトレーニング法で、自由な軌道を描けるのが特徴です。(ベンチプレス)や(スクワット)がこれに該当します。

一方マシントレーニングは、ある動作に負荷をかけることのできる機器(トレーニングマシン)を使うトレーニング法で、軌道が固定されているのが特徴です。チェストプレスや(レッグプレス)がこれに該当します。

今回の記事は、これら2つのトレーニング法における「フォーム習得の難度」について書き綴っていきますが、結論から申しますと、フリーウェイトの方がフォーム習得の難度は高くなっています。つまり、フリーウェイトの方がフォームの習得に時間を必要とします

ベンチプレスとチェストプレスにおける比較

フリーウェイトの代表種目ベンチプレスと、マシントレーニングの代表種目チェストプレスは、どちらも「肩関節の水平屈曲」「肘関節の伸展」を行う種目であり、大胸筋・三角筋前部・上腕三頭筋など上半身の筋群を鍛えることができますが、ベンチプレスの方がフォーム習得の難度は高くなっています。

チェストプレスはアームの軌道が固定されているため、前方向にグリップを押しさえすれば動作を行えますが、ベンチプレスはバーベルの軌道が固定されていないため、赤矢印の前後方向・青矢印の上下方向・緑矢印の左右方向に気を配り動作を行う必要があるからです。

ここではベンチプレスとチェストプレスを比較しましたが、スクワットとレッグプレスなどにも同じことが言えます。

 

しかしながら

「フリーウェイトの方がフォーム習得の難度は高くなっています」と記載しましたが、これは全体を見るのであれば、平均を見るのであれば、の話です。イメージとしては、下のイラストがわかりやすいかと思います。

例えば、アームカールでは肘関節しか動かさないため、フリーウェイトでありながらもフォーム習得の難度は高くありません。むしろ非常に低く、数分もあればフォームを習得できます。

一方、スミスマシンと呼ばれるトレーニングマシンを用いたスクワットでは、確かに軌道は固定されていますが、股関節や膝関節の屈曲角度・上体の前傾角度などを意識しなくてはいけないため、フォーム習得の難度は高くなっています。アームカールのように「数分もあれば…」とはいきません。

動画1:05〜

スミスマシン-スクワットにおけるフォーム習得の難度を「10」とすると、アームカールは「2」程度でしょう。しかし、様々な種目を考慮し全体・平均を見るのであれば、やはりフリーウェイトの方がフォーム習得の難度は高くなっています。

 

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