「関節を動かし、筋長を変えながら力を発揮する筋肉の活動様式」としてアイソトニック・コントラクションがあるわけですが、このアイソトニック・コントラクションは、さらに2つに分類することが可能です。
なお、アイソトニック・コントラクションについて知りたい方は(アイソトニック&アイソメトリック 筋肉の収縮の様式)よりお入りください。
コンセントリック・コントラクション
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上の写真は、アームカールを行う男性を表したものですが「肘を伸ばした状態」から「肘を曲げた状態」へ、つまり「筋長を短縮させながら力を発揮する筋肉の活動様式」は、コンセントリック・コントラクション(Concentric Contraction)と呼ばれています。
スクワットでは「しゃがんだ状態から立ち上がる」日常では「床に置いてある荷物を持ち上げる」といった運動で、コンセントリック・コントラクションは起こります。
エキセントリック・コントラクション
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上の写真も、アームカールを行う男性を表したものですが「肘を曲げた状態」から「肘を伸ばした状態」へ、つまり「筋長を伸長させながら力を発揮する筋肉の活動様式」は、エキセントリック・コントラクション(Eccentric Cntraction)と呼ばれています。
スクワットでは「立っている状態からしゃがむ」日常では「持ち上げた荷物を床に置く」といった運動で、エキセントリック・コントラクションは起こります。
収縮という言葉には注意が必要
コンセントリック・コントラクションは短縮性収縮、エキセントリック・コントラクションは伸張性収縮と訳されていますが、この「収縮」という言葉は「縮むこと・小さくなること」といった意味合いではなく「筋肉が力を発揮する」という意味合いで使われていますので、注意してください。
まとめ
エキセントリック・コントラクション:筋長を伸張させながら力を発揮する筋肉の活動様式。
競技力向上・ボディメイクどちらの目的にしろ、質の高いトレーニングを行おうとした場合は、これらの知識は必須となりますので、是非覚えていただくことをオススメします。