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ダイエットはアンダーカロリーが絶対で原則です

ダイエットは、特に女性において「永遠のテーマ」という印象があります。そのせいか、毎年、様々なダイエット方法が登場しています。

中でも「食事制限は一切必要なし!」「運動も必要なし!」など、破壊力満載の文言が含まれているダイエット法は、よりいっそう魅力的にうつるものです。

今回の記事は、この「ダイエット」について書き綴っていきますが、どのような方法にしろ、ダイエットは「アンダーカロリー」が原則です。

アンダーカロリーを達成できなければ、脂肪吸引など特殊な状況を除き、ダイエットが成功することはありません

では、早速アンダーカロリーについて説明をしていきたいと思うのですが、その前に「カロリー」について触れていきます。

カロリー

私たちヒトは、生きていくためにエネルギーを必要としますが、このエネルギーの単位が「カロリー」です。

私たちヒトは、生きていくためにエネルギーを食事から摂取しますが、この際摂取したエネルギーの量は「摂取カロリー」と呼ばれています。

一方、呼吸・拍動などの生命活動や、散歩・階段の上り下りなどの日常活動で消費されたエネルギーは「消費カロリー」と呼ばれています。

アンダーカロリー

カロリーを把握できたところで、アンダーカロリーについて説明をしていきますが、アンダーカロリーとは、摂取カロリーと消費カロリーの関係が、

摂取カロリー < 消費カロリー

このような状態になったものを言います。

言い方を変えるのであれば「収入よりも支出が多い状態」これがアンダーカロリーです。

そして、このアンダーカロリーの状態で、体脂肪は落ちていくことが確認されています(詳しくはこちらの英語文献を参照)。

収入(摂取カロリー)よりも、支出(消費カロリー)が大きいと、その不足分を貯金(体脂肪)で補うというメカニズムです。

アンダーカロリーを作るには

アンダーカロリーの状況を作り出す方法は、全部で3つあります。

1.摂取カロリーを減らす

まず、1つ目の方法が、摂取カロリーを減らす、つまり「食事を制限・改善する」というものです。

代表的な例としては、

・純粋に食べる量を減らす。
・量は同じでも、揚げ物や脂の多い食品を避け、野菜や海藻類などのヘルシーな食品を食べる。

といった内容が挙げられます。

2.消費カロリーを増やす

2つ目の方法が、消費カロリーを増やす、つまり「運動をする」というものです。

代表的な例としては、

・ジムに通ってトレーニングをする。
・通勤をバスから徒歩や自転車に変える。

といった内容が挙げられます。

3.摂取カロリーを減らしながら消費カロリーを増やす

3つ目の方法が、摂取カロリーを減らしながら消費カロリーを増やす、つまり「食事を制限・改善しながら運動をする」というものです。

そして、一般的には、この組み合わせ方法が推奨されています。

摂取カロリーを減らすだけのダイエット法では、運動をしないためスタイルの土台となる筋肉を発達させることができなく、消費カロリーを増やすだけの方法では、運動する多くの時間が必要になるうえ、そこまで多くのカロリーを消費することができない、というのが理由です。

最後に

今回は、ダイエットとアンダーカロリーについて記事を書き綴ってきましたが、結局のところ、アンダーカロリーが達成できればダイエットは成功しますし、達成できなければ失敗します。

糖質制限ダイエットであろうが、脂質制限ダイエットであろうが、です。

このようなことはあまり言いたくないのですが、最近、様々なダイエット方法が登場してる中で、利益を上げるためか過激な文言で目を引き、消費者を騙そうとしているとしか思えない企業・個人が散見されます。

「ダイエットはアンダーカロリーが絶対で原則」と覚えていただければ、引っかかることはないと思いますので、参考にしていただければ幸いです。

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