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【アスリート】競技力向上 理論編まとめ

これまで、計5回に分け「アスリートにおけるトレーニングの重要性」を書き綴ってきました。

今回の記事は、それらをまとめていきたいと思います。

・競技力は、様々な要素の合計値によって決定される。
・代表的な要素としては「技術」「メンタル」「戦術」など。
・しかし、忘れてはいけない要素がもう1つある。
・それが「身体能力」である。
・身体能力の代表例としては「筋力」「筋の収縮速度」「パワー」などが挙げられる。
・これらを噛み砕き、さらに具体的な例を出すのであれば「ジャンプ力」「スプリント力」「方向転換能力」などが、身体能力として挙げられる。
・身体能力は競技力を決定する要素であるがゆえ、身体能力を向上させれば、結果として競技力の向上が期待できる。
・「運動経験のない方」や「その競技経験のない方」においては「その競技を行うだけ」で身体能力の向上が期待できる。
・しかし、ある程度「運動経験がある方」や「その競技経験がある方」においては「その競技を行うだけ」では身体能力の向上が期待できない場合が出てくる。
・この状況を打破できるのが「トレーニング」である。
・つまり、トレーニングは「身体能力を効果的に向上させる手段」である。
・トレーニングは「身体能力を効果的に向上させる手段」であるがゆえ、競技力を向上させたい方には、トレーニングを行うことをオススメする。
・トレーニングの恩恵は、バレー・サッカー・ゴルフ・バスケット・野球など、様々なスポーツで享受することができる。
・競技力を向上させたい方には、トレーニングを行うことをオススメしているが、気をつけていただきたいことが2つある。
・1つ目は、トレーニングは「がむしゃらに行えば良い」というわけではないということ。
・つまり、トレーニングにはその人の目的や状況に合った「適切なやり方」があるということ。
・そのため、できることであれば専門家(ストレングス&コンディショニングコーチや、トレーニング指導者、という肩書きで活動されている方)に指導を依頼されることをオススメする。
・2つ目は、トレーニングを行い身体能力が向上したとしても、それがすぐさま競技力に結びつくとは限らないということ。
・トレーニングを行い→身体能力が向上し→競技力が向上するまでには、それなりの期間(早い人であれば2〜3ヶ月、遅い人でも1年、平均すると大体半年ほど)が必要になる。
・トレーニングにおけるデメリットとして「かなり危険な運動である」「関節可動域を狭める」の2点が代表的なものとして挙げられているが、そんなことはない。
・トレーニングにおけるデメリットは、特別思い浮かばない。
・トレーニングには「身体能力を効果的に向上させる」のほか「傷害発生率を減少させる」という非常に大きなメリットが存在する。
・また、トレーニングには「競技力を決定するそのほかの要素(技術・メンタル・戦術など)に好影響を与える」というメリットも考えられる。

以上が「競技力向上 理論編」のまとめになります。

次回からは、これらを踏まえた上で「具体的なトレーニング内容」について書き綴っていきます。つまり「競技力向上 実践編」に突入したいと思います。ご期待ください。

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